愛知のふるさと食品コン優秀賞

笹やＧｒｏｕｐと金トビ志賀が蒲郡市長報告

　蒲郡市内の飲食店「笹やＧｒｏｕｐ」と乾麺製造「金トビ志賀」は、８月３日に開かれた今年度の「愛知のふるさと食品コンテスト」で優秀賞（愛知食品産業振興協会会長賞）を受賞した。28日、鈴木寿明市長に報告した。
　県内の農林水産物を活用した加工食品を掘り起こし、利用拡大と生産振興を目的に１９８８年から続く。
　「笹やＧｒｏｕｐ」は、蒲郡名物の深海魚メヒカリの魚醤（ぎょしょう）を使った「深海味ラーメン」。スープや麺、パッケージなどを地元企業と連携して開発した。
　「金トビ志賀」は、棒乾麺で初の機能性表示食品「金トビ細切りざるうどん」。県産小麦「きぬあかり」を使ったコシのあるうどん。食後の血糖値、血中中性脂肪上昇を緩やかにする成分を配合している。
　今年度は44点の応募があった。技術や製品の新規性、味などが審査された。「深海味ラーメン」は「情熱と地元愛を感じられる」などと、「金トビ細切りざるうどん」は「きぬあかりの特性を引き出した商品」などと好評だった。
　この日、笹やＧｒｏｕｐの笹野弘明代表と金トビ志賀の志賀重介社長、営業部の志賀裕志部長が市役所を訪れた。鈴木市長に受賞した喜びや選ばれた商品を紹介した。
　鈴木市長は「我々も皆さんの取り組みを勉強し、蒲郡の魅力発信につなげたい」と話した。
【林大二朗】