豊橋の高林寺で創建450年法要

2022/10/30 00:02(公開)
修繕した涅槃図の前であいさつする山下住職=高林寺で
修繕した涅槃図の前であいさつする山下住職=高林寺で
修繕した涅槃図お披露目や稚児行列

 豊橋市西高師町の「高林寺」で29日、創建450年を祝う法要があった。安土桃山時代に創建された古寺。節目を記念して修繕した涅槃(ねはん)図を檀家ら約100人に公開したほか、稚児行列もあった。
 浄土宗の寺として1573(天正元)年に創建。山下裕通住職によると、「過ぎたるものは三つあり」と伝えられたのは涅槃図と山門、ほら貝だった。山門は改築され、ほら貝は失われたという。
 涅槃図は1715年の作。毎年2月15日の涅槃会に公開している。劣化が目立ってきたため、節目に合わせて檀家らからの約1100万円の浄財を元に修繕した。また、寺南側に駐車場を整備した。
 法要で、檀家による御詠歌に合わせて涅槃図を開帳した。山下住職は「かけがえのない宝物として大切にしたい。今後も念仏の輪を広げたい」とあいさつした。檀家総代で元副金融担当相の山本明彦さんは、1976年に寺の改修があったことなどを紹介し、「当時17軒だった檀家数も増えた。寺の発展に期待します」と述べた。
 法要前には稚児行列があり、古式ゆかしい装束を着た37人の子どもたちが、芦原校区市民館から寺までを練り歩いた。
【安藤聡】
寺に到着後、儀式に参加した子どもたち
寺に到着後、儀式に参加した子どもたち
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