福祉への理解を深めて 豊橋「さわらび会」が文化祭

　医療・社会福祉法人「さわらび会」は３日、豊橋市野依町の福祉村一帯で「第41回さわらび文化祭　『ＳＤＧｓ　ｉｎ　福祉村』」を開いた。施設利用者や家族、職員をはじめ、福祉関係者や近隣住民、ボランティアら約１０００人の来場者でにぎわった。
　文化祭の開催は３年ぶり。開会式では山本孝之理事長のあいさつに続いて来賓が祝辞を述べ、地域福祉の大きな担い手としての会の活躍に期待を寄せた。その後、福祉作文コンクールの表彰式があった。
　ボッチャ体験や外国人職員による物産展、車いすタイムトライアル、工作など、運営する各施設がそれぞれの特色を生かした展示や体験ブースを設けた。模擬店やバザー、野外ステージ発表、利用者作品展のほか、今年急逝した洋画家、松井守男さんとの思い出の写真展などもあった。
　野外ステージでは特別企画として、「ジャングル大帝」「あしたのジョー」「超電磁ロボコン・バトラーＶ」「機動戦士Ζガンダム」などに作画監督や制作スタッフとして関わったアニメーターの金山明博氏、「ジョジョの奇妙な冒険Ｐａｒｔ４　ダイヤモンドは砕けない」のキャラクターデザインや「呪術廻戦」で総作画監督を務めた西位輝実氏のトークショーがあった。それぞれの仕事や裏話などを披露し、来場者からの質問にも快く答えた。トークショー後は金山氏の絵画教室も開かれた。
【田中博子】