愛大豊橋キャンパスに無人コンビニ店

　愛知大学豊橋キャンパスに、大学構内としては全国初の無人決済システム店「ファミリーマート愛知大学豊橋キャンパス／Ｓ店」が６日にオープンする。バーコードを読ませるなどの必要がなく、客が商品を買い物かごに入れてレジ前に立つと自動で代金が計算される。５日、報道陣向けの内覧会があった。
　愛知大学前駅の目の前の「逍遥館」１階で、建設当初は購買があったが最近はほとんど使われていなかった区画。午前７時～午後８時で一般の人も利用できる。
　豊橋キャンパス周辺にはコンビニがなく、最寄りは１駅先の南栄駅前など。学生からもコンビニを求める声があり、昨年から無人決済店の展開を進めるファミリーマートの意向とマッチした。
　売り場は41平方㍍でやや小さい。８００種類の商品を扱う。
　決済のシステムはこうだ。客は入り口専用のゲートを通って商品の前へ。天井には30台のカメラがあり、客の動きを追う。商品を手に取ると重量センサーが検知し、客がかごに入れたと判断する。出口近くのレジで、かごの中の商品名と合計金額が表示され、現金払いか電子決済が選べる。
　ファミマの担当者によると事前登録したり、アプリをインストールしたりする必要はなく、普通の店のように入店できる。レジ担当者が不要になるため、人件費を大幅に減らせるという。
【山田一晶】