日本善行会の秋季表彰で豊橋の兵藤さんと坂柳さん受賞

　日本善行会（東京都）の秋季善行表彰を受賞した豊橋支部の兵藤寛司さんと坂柳信浩さんが19日、豊橋市役所で浅井由崇市長に報告した。
　青少年育成や交通安全、環境美化運動、社会福祉施設訪問などに取り組んでいる人を表彰している。今秋は全国で３６９の個人、団体が表彰された。
　兵藤さんは郷土玩具の復刻や文化財の保護のほかに、50年にわたって絵を指導し、地域の文化交流に貢献している。坂柳さんは約50年間、ソフトボールを通して青少年を指導し、市少年愛護センター補導委員会の会長を10年間務めた。
　浅井市長は「長きにわたる活動が評価されたのは素晴らしい。地域の模範となり、後進の指導もご協力をお願いします」と述べた。兵藤さんは「栄えある賞をいただけたのは皆さまのお陰です」と答えた。
　会の前身となる善行会は１９３７年に任意団体として発足。戦後は被災者の救援、戦災孤児の健全育成などに貢献してきた。49年に社団法人となり、73年に現在の名称となって活動している。【岸侑輝】