「傘杉」に新しいしめ縄 新城の鳳来寺山

2022/12/30 00:00(公開)
しめ縄を飾り付ける住民ら=新城市門谷で
 新城市門谷の鳳来寺山登山道沿いにある「傘杉」に地元の住民有志が29日、新しいしめ縄を飾り付けた。ふもとから子どもたちが運んだ長さ7・3㍍、太さ13㌢の縄で、作業は30分かかった。
 樹齢約800年、幹の太さ8㍍、高さ60・8㍍。傘杉へのしめ縄は太平洋戦争終結後、復員兵らが飾ったのが始まりとされる。担い手がいないことから一時は中止したが、住民で保存会を作って2014年に復活させた。今年は25日にしめ縄を作った。
 午前10時、ふもとの旧門谷小学校から小学生が縄を抱えて運んだ。30分後に到着し、会員が協力して脚立に登ったり、竹ざおで支えたりしながら、高さ4㍍の位置に縄を結びつけ、紙垂(しで)を飾り付けた。作業を見守った鳳来寺の藤本高仝住職が祈とうし、住民有志や登山客が手を合わせた。
 園児の時から参加している鳳来寺小学校6年の幡野力斗さんは「これからも毎年続けたい」と話した。
【安藤聡】
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