新城市富栄で、春日井市在住の戸澤俊彦さん(78)が花園を造成している。アマチュア写真家として花の撮影を続け、ガーデニングに取り組んだ経験から「生まれ育った古里で、みんなが喜ぶ姿が見たい」と思い立った。2021年2月から始め、枝垂れ梅などを植えた。完成した部分から段階的に公開する。
場所はJR飯田線沿いの県道389号(富栄設楽線)の起点近く。少年時代までを過ごした実家のそばだ。
バッグ卸販売業に就職し、不動産会社や宝石店などでも勤務後、春日井市で自宅を構えた。妻が営むブティックを手伝い、写真撮影や店頭でのガーデニングに取り組んだ。「来店客をもてなすために栽培に力が入った」と振り返った。
実家に帰省がてら近くの山林を花園にしようと考えた。「育てた花を撮影したい」と一念発起。宅地造成された土地や使われなくなった山林などを購入した。撮影で訪れた浜松市の「昇竜しだれ梅園」で見た思い出深い枝垂れ梅を100本植え、豊明市の生花市場などから買い付けた枝垂れ桜も20本以上植えた。地元の知人4人も杉林の伐採などで協力している。
自分で造成したいと重機が操縦できるよう技能資格も取得した。油圧ショベルカーを使いこなす。「77歳で資格を取りました。山林だった場所できれいに咲く花を見て楽しんでもらいたい。みんながびっくりする顔も見たい」と話す。
敷地にはすでに休憩施設やトイレを整備した。最初に植えた枝垂れ梅は2月にも咲き始めるという。
【安藤聡】