豊川で「東三河新春書展」始まる

2023/01/11 00:00(公開)
見応えのある作品が並ぶ会場=桜ケ丘ミュージアムで
 「第4回東三河新春書展」(運営委員会主催、東愛知新聞社など後援)が10日、豊川市桜ケ丘ミュージアムで開幕した。東三河を代表する書道家86人が出品した。15日まで。
 見応えのある作品がそろった。権田穂園さんの「人間萬時塞翁馬」は、迫力のある文字が迫ってくる。対照的に古川昇史さんの「花天月地」は、淡墨による流麗な筆跡が美しい。鈴木瑞象さんの「虎躍」は、虎が躍動するような力強い文字が印象的だ。
 94歳の白井珠紅さんは、若々しい文字で自詠の詩を書いた。作品の最後に書かれた年齢を見ると来場者が驚く。白川眞弓さんの篆刻(てんこく)「彩鳳舞丹宵」は、水墨画が描かれ赤い印とマッチする。原田賀代さんの高浜虚子の句は、並んだ文字がラッコのように見え、遊び心があふれる。
 東三河の多くの書道団体が流派や会派を超えて参加する。漢字、かな、近代詩、篆刻など、さまざまなジャンルの作品が見られる。
 出品者の顔写真と作品を掲載した東愛知新聞の特別号が、目録として会場で無料配布されている。来場者たちからは「どんな人が書いているのか、雰囲気が分かるのでとても良い」と評判だ。入場無料。
【竹下貴信】
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