若き家康の奮闘を古文書で解説 28日から豊橋市中央図書館の企画展

2023/01/11 00:02(公開)
普門寺所蔵の古文書「徳川家康判物」(提供)
 NHK大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がる徳川家康をテーマに、青年時代の奮闘ぶりに焦点を当てた企画展が豊橋市中央図書館で28日から始まる。隣国大名の人質だった幼少期を経て、天下取りの出発点となる青年時代に家臣らと過ごした日々を古文書などで紹介する。記念シンポジウムも3月5日に開く。
 人質から三河へ戻った当初、盤石ではなかった支配力強化へ吉田(豊橋)を拠点とした。若き家康を支えたのは「徳川四天王」の筆頭で吉田城主も務めた酒井忠次。その下で、東三河各地を支配していた「国衆」らも加わったという。
 展示会では市内で所在が確認できる古文書6点など約80点の資料を紹介する。家康関連の古文書を一度に紹介、解説するのは同館では初。酒井忠次の古文書3点も併せて紹介する。
 中でも1569(永禄12)年12月に普門寺(同市雲谷町)へ宛てた「徳川家康判物」(寺所蔵)では、寺領地の保証などを約束する一方、門前の農民らが他の武将に仕えることを禁じている。徳川の三河支配がまだ進んでいなかったことを物語る文書とされる。
 記念シンポジウムは3月5日午後1時半から。家康と酒井忠次や国衆らの活躍について研究者らが講演とパネルディスカッションで読み解く。無料、定員80人。申し込み、問い合わせは豊橋市中央図書館(0532・31・3131)へ。
【加藤広宣】
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