豊橋で「男女共生フェス」

2023/01/16 00:00(公開)
講演する岡田教授=いずれもライフポートとよはしで
 「第36回豊橋男女共生フェスティバル」が15日、豊橋市の「ライフポートとよはし」で開かれた。「ともに生きる 響きあう心で つながる未来へ」をテーマに、講演会や分科会などあった。
 実行委員会と豊橋市の主催。男女共同参画社会の実現に向けた意識啓発や、市内の団体・グループの活動交流を目的とした催しで、縮小せずに開くのは3年ぶり。
 「豊橋マリンバの会」の演奏で開幕。実行委員会の江坂雅世委員長は「一人ひとりが大切にされる、安心して弱者になれる社会になってほしい」などとあいさつした。
 メインは豊橋技術科学大学情報・知能工学系教授の岡田美智男さんによる講演「〈弱いロボット〉に備わるチカラとは?~あなた(You)と私(I)から私たち(We)の関係へ」。
 岡田教授は自身が開発した、自分ではごみが拾えない「ごみ箱ロボット」や、昔話の内容を忘れてしまうロボットなど、人の助けを借りる「弱いロボット」を映像を交えて紹介。「テクノロジーの進歩は本当にわたしたちを幸せなものにしているのか」と疑問を投げ、不完全なロボットが人の優しさや工夫など「強み」を引き出す良さにふれて「個体能力主義的な見方から関係性を回復させ、互いに不完全なことを認め合い支え合う社会に。『利便性』から『ウェルビーイング』へ」と提唱した。「弱いロボット」の展示もあり、来場者の関心を集めた。
 ほかにも各種分科会やバザー、クイズラリーなども開かれた。
【田中博子】
「弱いロボット」の展示会も
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