豊橋市が表浜のアカウミガメ調査を報告

2023/01/24 00:00(公開)
アカウミガメの産卵跡(提供)
 豊橋市は今年度に市内の表浜海岸へ上陸したアカウミガメの産卵数をまとめた。産卵シーズンの約5カ月間で上陸や産卵巣の数は前年度より増えたが、動物の仕業とみられる食害に遭った巣が3倍以上に増えた。
 市のアカウミガメ実態調査員11人が、昨年5月中旬~10月下旬に市内全域の表浜海岸で調査。アカウミガメの足跡や産卵跡から上陸と産卵数を割り出した。
 上陸は37回、産卵巣は19巣でいずれも前年度(上陸16回、産卵巣8)から倍以上増えた。上陸回数に対する産卵成功率も51%と回復傾向。平均産卵数も117個で1992年以降の平均(112個)を上回った。
 一方、動物による捕食とみられる食害を受けた巣が7巣と急増。2020年度から年2巣で推移して増加傾向にある。新型コロナウイルス禍に伴いバーベキューなどのレジャー客が増えたことも一因とみられる。
 環境保全課では「バーベキューの残飯などがキツネやタヌキ、野犬などを引き寄せて被害につながる恐れがある。海岸で放し飼いにしたペットも捕食者となり得る。マナーを守って利用してほしい」と呼び掛ける。
【加藤広宣】
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