新城市議会が地域猫活動研修会

2023/01/27 00:00(公開)
地域猫活動について説明する青木さん=新城市役所で
 新城市議会は26日、地域猫活動の研修会を市役所で開いた。厚生文教委員会が所管した。議員や市職員計24人が出席した。ボランティアが現状を報告した。
 同市の市民団体「地域猫サポーター猫球(ねこたま)」が昨年11月に研修会の開催を要望し、議会がこれに応えた。飼い主のいない猫(野良猫)を減らすことへの理解を深めるのが狙いだ。
 猫球代表の青木琴美さん、副代表の夏目智子さん、豊川市の「前山ネコの会」代表の上田法果さんが活動を報告した。
 青木さんは猫を捕獲して、不妊・去勢手術のうえで元の場所に戻す「TNR活動」について説明した。2020年から続ける野良猫相談は21年中が12件、昨年は21件あったという。「会として保護するのではなく、相談に応じることを念頭に活動している。道具も貸し出している」と述べた。
 上田さんは地域住民に呼びかけて不妊・去勢手術費を出し合い、猫を減らした経緯を話した。「生活環境の美化として捉えてくれたのがうれしい」と振り返った。豊川市が行政によるクラウドファンディング(GCF)で資金を調達して飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費を助成していることを紹介した。
 夏目さんは「猫の飼い方を含めた地域猫活動に対する市民の意識を変えることが必要」と話した。
 青木さんはボランティア活動では限界があることを強調し、「各地域の住民の力を借りながら、行政の支援も受けて飼い主のいない猫の数を抑えることが必要」と語った。
【安藤聡】
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