豊川で青山学院大陸上部の原監督が講演

2023/01/27 00:00(公開)
チームづくりの変遷など語る原さん=豊川市文化会館で
 豊川信用金庫豊伸会連合会の新春特別講演会が26日、豊川市文化会館で開かれた。青山学院大学教授で陸上部長距離ブロック監督の原晋さんが「よりよい組織づくりが、よりよい人材をつくる」を演題に講演した。約600人が聴講した。
 2004年に陸上部の監督に就任。箱根駅伝で2015年から4連覇を果たすなど、これまでにチームを計6回の総合優勝に導いた。監督就任前は中国電力でサラリーマンを経験。トップセールスマンになり、ビジネスマンとしての能力も開花させた。
 原さんは就任から19年間のチームづくりの変遷について紹介した。「上意下達の指導から始まり、段階を踏んで現在は各選手が自ら課題を見つけて考える支援型になっている。将来は理念を共有しながらも、異なる価値観を認め合うチームにしたい」と述べた。その上でビジネスでも応用できるとし、「最初は社員教育をしっかりして、徐々に自主性を重んじていくことが重要。最初から自主性を尊重すると、社員は何をしていいのか分からなくなる」と語った。
 今年の箱根駅伝については、「大会1カ月前は早い段階で独走に入り、優勝できると考えていた。その後、選手の故障や体調不良があり、3位になった」とし、「チーム全体で何が足りなかったのかを考え、来年はリベンジしたい」と力強く宣言した。
【竹下貴信】
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