古民家民泊施設の見学会に留学生

2023/02/20 00:00(公開)
寝室を見学する留学生=新城市豊岡で
 新城市のNPO法人「奥三河田舎暮らし隊」は18日、同市豊岡で整備を進めていた古民家民泊施設の完成見学会を開いた。名古屋市から留学生らが訪れ、新城市や東栄町の住民らと交流した。4月からワーケーション施設として運用を本格化させる。
 暮らし隊内で立ち上げた「廻∞環(めぐるめぐる)プロジェクト」で整備した。平屋建ての古民家では、カミキリムシの被害にあった「枝虫材」を有効活用した。断面には黒い跡があり、見栄えが悪いと取引されないこともあるが、寝室の床材にしたり、虫食いに遭った場所を含めて木材を焼いて外壁材にしたりして使った。他にも古い材料を水平材として再利用した。また、屋根裏を寝室にし、階段たんすも採り入れた。
 新型コロナウイルス禍でリモートワークも普及した。仕事(ワーク)と休暇(バケーション)をかけ合わせた「ワーケーション」の誘致も進める。山々に囲まれた自然豊かな立地で、建物裏手の屋外でも仕事ができるようにWiFi環境も整えた。
 この日は南山大学や愛知県立大学の留学生ら26人が訪れた。米ジョージア州出身のルーペ・グズマンさんは「日本の家屋は落ち着きがある」と感想を述べた。屋外では奥三河バーベキュー協会が料理を振る舞った。東栄町を拠点に活動する有志がテントサウナ体験会も開いた。
 暮らし隊理事の戸田幸志さんは「山村部と都会をつなぐ拠点として活用したい」と話した。
【安藤聡】
バーベキューでの交流
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