国際緊急援助隊医療班の廣川さん トルコから帰国報告

2023/02/22 00:02(公開)
活動報告する廣川さん=蒲郡市役所で
蒲郡市民病院の看護師

 蒲郡市民病院の看護師廣川将人さん(45)は、6日に発生したトルコ・シリア大地震で、JICA(国際協力機構)の国際緊急援助隊、救助チームの医療班として現地派遣された。20日、蒲郡市役所で活動報告した。
 地震で甚大な被害が出ている。廣川さんは国際緊急援助隊に登録しており、JICAから派遣の要請があった。市民病院の許可を得て、7~15日の期間で震源地から近いトルコ南部のカフラマンマラシュで活動した。
 2013年にフィリピンで発生した台風被害でも医療チームの一員として現地に赴いている。
 医療班は派遣隊員や現地通訳の健康管理から救助の計画立案、助言、医療処置などを担当した。活動場所に向かう際にバスから見た被災建物の風景や現場での活動、倒壊した建物の内部の様子などを振り返った。救助隊員が万全に活動できるよう、温かい飲み物の提供から体調不良時の処置、心のケアなどに取り組んだ。
 廣川さんは「毎年訓練を重ねているが、今回は寒さなどで厳しい環境だった。医療の対応としては隊員全員が大きなけがをすることなく、帰国できた」と話した。
 「準備8割実践2割、訓練があってこそ、今回の活動ができた。準備と訓練は怠りなく、今後も継続していきたい」と述べた。
【林大二朗】
バスから見た被災地(提供)
緊急援助隊の活動(同)
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