牟呂八幡宮で4年ぶり全面「ええじゃないか」

2023/07/02 00:00(公開)
大勢の参拝客でにぎわう「お札まき」=牟呂八幡宮で
 江戸幕末に社会現象となった民衆運動「ええじゃないか」にちなんだ行事が1日、発祥地とされる豊橋市の牟呂八幡宮であった。「空からお札が降ってくる」言い伝えの場面を再現する「お札まき」では、大勢の参拝客らが吉兆を求め宙に舞う札を追った。
 豊橋商工会議所青年部の「ええじゃないか委員会」が企画。新型コロナウイルス禍で昨年まで参加が制限されたが、4年ぶりに全面開催となった。
 白塗りと仮装姿のメンバーがやぐらから「ええじゃないか」の札や餅などを境内にまいた。頭上の巨大風船にも札を仕込み、バスケットボール「三遠フェニックス」の佐々木隆成、細川一輝の両選手も割り手として加わった。地元の牟呂小学校6年生が「ええじゃないか踊り」とそのストリートダンス版を披露した。
 青年部委員長の奥田至穂さんは「ようやく大勢で自由にできた。『ええじゃないか』の心意気で楽しい未来への景気付けとしたい」と願った。
 「ええじゃないか」は1867年、伊勢神宮から牟呂八幡宮に1枚の札が降ったとされ、全国へ波及して社会現象に発展した。これが縁で豊橋と伊勢の商工会議所青年部は交流を続ける。
【加藤広宣】
「ええじゃないか踊り」を披露する牟呂小の子どもら
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 藤城建設 さわらび会 住まいLOVE不動産 虹の森 光生会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国