南極大陸紹介する特別展

2023/07/21 00:00（公開）

社会

採取された化石を眺める科学館職員=蒲郡市生命の海科学館で

　「海・みなと・蒲郡実行委員会」は、蒲郡市生命の海科学館で特別展「南極大陸２０２３　氷の下のタイムカプセル」を開いている。11月５日まで。
　海の現状を伝え未来へとつなげる日本財団の活動「海と日本プロジェクト」の一環。今回は、氷に覆われた南極大陸の謎と厚い海氷を割って進む砕氷船「しらせ」の活躍を紹介し、現在の海や地球環境について興味を深めてもらう。国立極地研究所や海上自衛隊横須賀地方総監部などの協力で実現した。
　展示は南極で採集された氷をはじめ、植物の化石や岩石、南極観測に関係する装備品など約30点。また、顕微鏡を使って採取した砂の構造を見られるコーナーを設置したほか、土日祝日限定で氷を触れる体験会を開いている。
　８月19日には、名古屋大学博物館の束田和弘准教授による記念講演会を予定している。南極訪問時の話をする。
　科学館の山中敦子館長は「氷の下には貴重な岩石が眠っていることを展示を通して知ってほしい」と話した。
【林大二朗】

南極観測に必要な装備品

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