旧田口線三河海老駅のジオラマ展示

2023/07/23 00:00(公開)
ジオラマを持つ原田さん=新城市海老構造改善センターで
 新城市の「海老構造改善センター」で、旧豊橋鉄道田口線三河海老駅のジオラマの展示が始まった。市史編さん室の原田克幸さん(69)が親族の家で見つけた。
 新城市長篠の本長篠駅から設楽町田口の三河田口駅までの22・6㌔を結んだ地方鉄道。1932年に全線開通し、56年に豊橋鉄道田口線となり、68年9月1日に廃止された。
 ジオラマは今月上旬に見つかった。いとこの夫原田清元さん(故人)が15年前に作ったという。駅構内の変電所に勤務していた人や、検車係から聞き取って再現した。横120㌢、縦50㌢の板にバルサ材でプラットホーム、売店、貯木場、日本通運事務所などを配置した。克幸さんが修繕して名札を付けて仕上げた。
 克幸さんは「海老地区には田口線の面影が何も残っていなかった。貴重な資料です」と話す。当時、駅で勤務していた夏目正三さんと古田利夫さんのインタビューも載せている。
 併せて「昭和へタイムトラベル」と題した田口線の写真30枚を展示。最後の運転や脱線した車両の貴重な姿が見られる。海老の街並みを紹介する写真展も開いている。
 開館時間は月曜から金曜の午前。
【安藤聡】
街並みの写真展
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 藤城建設 虹の森 さわらび会 光生会 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国