県立豊橋東高校は4日、世界平和祈念集会を開いた。生徒会長の田中俊希さん(2年)が代表して恒久平和を誓ったほか、学徒動員された卒業生4人も出席し犠牲者の冥福を祈った。
同校の前身、豊橋市立高等女学校と豊橋第二中学校の生徒や教員は学徒動員で豊川海軍工廠(こうしょう)で働いていた。8月7日の空襲で74人が犠牲になっている。このほか、半田市の中島飛行機製作所では東南海地震で23人、豊橋空襲で6人が亡くなった。終戦50年の節目の1995年に学校内に平和祈念碑「若葉の祈り」が建立され、以後、夏休みの出校日に合わせて平和集会を開いている。
田中さんは碑の前で「勉強や部活動へ当たり前のように打ち込めるのは、平和だからこそ。平和であることに感謝し、守っていくために努力します」と誓った。
また学徒動員中に海軍工廠で空襲にあった六峰幸代さん(91)=豊橋市旭本町=は「空襲の日はきょうと同じようにセミが鳴き暑い日でした。その日は同級生に仕事を代わってほしいと言われました。その子は私に代わって犠牲になったと思い、これまでの人生を送ってきました。戦争は悲しい思いをする人が出ます。ウクライナでの戦争は早く終わってほしいし、戦争は何があってもしてはいけない」と話した。
【竹下貴信】