県主催の「起業体験ワークショップ」が27日までの４日間、豊橋市など県内３カ所で開かれた。高校生約20人が参加した。
　２万円の資金を元に、事業を考えて実践する。自分で考えて行動することで将来のキャリアの選択肢を広げる。
　豊橋市では駅前大通１の「ＭＵＳＡＳＨｉ　Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ　Ｌａｂ　ＣＬＵＥ」が会場。12～13日に事業のアイデアを出し、計画を発表。実際に活動した後、26日にオンラインで３会場を結んでプレゼンテーション。27日に活動の振り返りがあった。
　豊橋チームは「バランスボールエクササイズ体験」の事業化計画を立てた。自分たちの姿勢が悪いことが気になったのがきっかけという。高校生が豊川市社会福祉協議会を体験会場として借り、チラシなども作って24日に教室を開いた。
　会場には豊川の星川明璃さんと豊橋商業の平尾竜暉さんが駆けつけた。講師は星川さんの母の知人に頼んだ。
　星川さんは「準備期間は少なかったが、無事に開催ができて良かった」と話した。平尾さんは「多くの人と出会う機会があった」と述べた。
　27日の振り返りで豊橋商業の西尾空凱さんは「学校では学べないことができた」と話した。名古屋インターナショナルスクールの平松央成さんは「企業や株式に興味があった。自分にない視点の発見があり楽しかった」と振り返った。
【山田一晶、林大二朗】