蒲郡市三谷町の山本眞己さん（46）は、７月８、９の両日に名古屋市で開かれた「第３回全日本マスボクシング選手権県選考会」の「Ｕ50　１７０㌢超の部」で初優勝した。今月16日に群馬県高崎市で開かれる全国大会に出場する。
　マスボクシングは、互いのパンチが当たらない距離で実戦をイメージして寸止めでパンチを打ち合う競技。山本さんは以前から空手などを習ってきたがパンチの技術力を磨きたいと、２０２１年から蒲郡市五井町の「山下ボクシングジム」に通い始めた。２時間の練習メニューに取り組み、技を磨いている。ジムの山下史晃会長は「スピードが早い」と評価した。
　選考会には山本さん含め４人が出場した。順調に勝ち進み、決勝戦では強豪の名古屋大橋ボクシングジムの選手と対戦した。早いパンチを見せて勝利した。山本さんは「初めて優勝できて、うれしかった」と振り返った。
　全国大会は北海道や岩手、東京、神奈川、熊本などから13人が出場する。山本さんは初戦で岐阜代表の選手と試合する。今は大会に向けてジムの仲間と一緒になって、練習に励んでいる。
　山下会長は「会場の雰囲気にのまれなければ、いけると思う」と話した。山本さんは「日本一になれるよう、一生懸命臨みます」と意気込んだ。
【林大二朗】