田原市が「世界に誇れる花のまち」アイデア審査

　田原市は25日、市の知名度や魅力向上に向けて募集していた「世界に誇れる花のまち」アイデアの審査結果と受賞者を発表した。金賞は「『渥美あじさいの森』プロジェクト」。実行委員会形式で小塩津町の渥美の森にアジサイを定植し、県内一のアジサイ園をつくるという内容だった。
　７月から８月末にかけて募集した。67人から計１０２件の応募があった。農政課や観光課、街づくり推進課の職員、緑化推進委員、タウンマネージャーなどでつくるアイデア募集審査委員会で審査した。
　銀賞は「田原市フラワーツアー」。神戸町の多田早希さんの提案で、ここでしか体験できない五感で花の魅力を感じられる花づくしツアーを催行するという内容。銅賞は「フラワーマルシェを開こう～花と笑顔のあふれる街づくり」。南神戸町の鈴木幸恵さんが、三河田原駅周辺でグリーン＆フラワーマルシェを開き、市民が手入れをするちょっとおしゃれなフラワーガーデンやアイキャッチになるようなポイントを作る、としている。
　ほかに特別賞に10件が選ばれた。受賞者には地域振興券が贈られる。
　市でできる企画については精査した上で予算化し、開催するという。民間主体の企画は、開催依頼の声がけをする。
　山下政良市長は「これからも募集を続ける。こんなことやってみたい、という思いがつながってほしい」と語った。
【岸侑輝】