【豊橋市長選】第一声で候補者たちは何を語った?「新アリーナ」「教育」「駅前活性化」「産業振興」

2024/11/04 06:00(公開)

■近藤喜典

ワクワクする駅前実現

 

 大村秀章県知事の事務所の扉を開いたのが20年前。政治は選ばれた力のある人間がやるものと思っていたのを変えさせてくれた。政治家に興味を持った。

 

 子どもの頃は駅に行けば何でもあったが、なぜこんなに衰退したのか。市政のかじ取りをすることでしか現状を変えられないと思い、半年前に立候補を決意した。

 

 全世代がワクワクする成長が必要。その一つが豊橋駅の開発を進めること。東口はマンションは建つが人が集まらず、日々苦しむ個人商店。道の駅とよはしのエリアを観光の一大聖地として開発し、豊橋技科大に全国の企業の研究所を誘致すれば、未来に向けて発信できる産業の拠点となる。それをつなぐ公共交通とインフラを充実させ、豊橋を中心をして東三河を元気にしていきたい。

 

■浅井由崇

目指すは「選ばれる街」

 

 市長就任当初、コロナの真っ只中だった。2年半はコロナとの戦いに全力投球だったが、公約は8割を達成できた。コロナがなければ9割はできたと思っている。

 

 4年前、市長選に立候補を決めたのは、生まれ育った豊橋に元気を取り戻し、多くの人に、現役世代に選ばれるまちにしていきたいという思いがあったから。現役世代がいなければ、人生100年時代を支える人もいない。高齢者にとっても重要なこと。保護者の経済的負担を下げるなど、さまざまな施策を通して、子育てしやすい街全国3位になった。これを1位にするため、教員の多忙化解消や学校絵の冷暖房整備、不登校児への支援など、1期目にできなかったことをやっていきたい。

 

 表裏一体で産業振興もやっていく。仕事がなければ現役世代は来ない。農業の課題を解決するスタートアップを集約し、農業のシリコンバレーを作る。新アリーナはまったく違う計画になった。多くの声に応え、多目的屋内施設を整備する。まちなかのにぎわいにつなげる。さまざまな芽が出ようとしている。これをしっかり育てていきたい。必ず豊橋は元気になる。これをぜひ私にやらせていただきたい。

 

■長坂尚登

新アリーナの契約解除

 

 特定政党、あるいは団体の支援がない私が今、市長目前の戦いをしていることが奇跡みたいなもの。この状態になったのも10年押し上げてくれた皆さんのおかげ。私は「楽しい子ども時代を過ごせる豊橋に」と掲げて選挙に臨みます。苦しい、悲しいと思う子どもを一人でも減らし、不登校やいじめ、虐待で苦しんでいる親子に寄り添うまちにしたい。

 

 新アリーナについて、現市政は市民の約束を違え、豊橋公園にアリーナを作る決断をしました。住民投票を求めましたが、市長はないがしろにし強行的に進めてきた。数々の不正とうそも重ねてきた。「自分たちのことを自分たちで決められる豊橋」を取り戻す。当選したら、公園を守りたい市民の声が尊重されたと考え、速やかに解除の手続きに入ります。

■蔵地雅彦

教育や賃金問題解消へ

 

 新アリーナ問題で住民の痛みを知らずに、計画を進めようとしています。私は「どうしてもいいのか」と思い出馬しました。住民の痛みを知らない市長で良いのかと思います。パーク500にアリーナを作り、周辺の経済も潤い、維持費も少なく済むと思います。

 

 教育問題に取り組みたい。給食費無償化を豊橋でも進めていきたい。市内の農家から規格外の野菜を買い取り、給食に使いたいと考えています。少しでも農家の手助けをしていきたい。今、教員への負担が大きい。部活動や教員同士の評価などの負担を軽減させたい。子どもに適正な教育ができる環境にしていきたい。

 

 賃金の問題もあります。賃金が上がらない状態で所得向上するためには、行政が減税を進めていくしかありません。取り組むことが経済政策につながると思っています。また、地域で支えている人はインボイスで困っています。何とか助けていきたい。

 

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