不動産開発の総合地所など３社は、豊橋市駅前大通２の「ほの国百貨店」跡地に建設中の中高層マンション「ほの国レジデンス」の展示施設「マンションミュージアム」を11日から松葉町３にオープンする。豊橋駅徒歩６分の立地や環境に配慮した設計、共用部分の随所に「豊橋らしさ」を意識した演出が特徴。
　同社ほか大和ハウス工業、阪急阪神不動産の３社が手掛け、来年10月中旬完成、11月下旬入居開始を目指す。棟全体（15階建て、１５６戸）で温室効果ガス排出量を20％抑えられ、市内初の「ＺＥＨ－Ｍ（ゼッチ・マンション）オリエンティッド」の認証を受けた。
　共用部分は「豊橋らしさ」と百貨店時代の思い出を演出する。大通り側はショーウインドーのような外観とし、オーナーズサロンには百貨店時代の縁で、市内の伝統工芸作家が手掛けた「帆前掛け」「組子細工」を調度品として飾る。
　ほか、カフェラウンジやキッズコーナー、サロンの一部はコワーキングスペースとし、居宅外の居場所も充実させる。
　居室は２ＬＤＫプラスＳ（納戸）と３～４ＬＤＫがあり、専有面積は72～１０５平方㍍（トランクルーム含む）、平均82平方㍍超。
　マンションミュージアムは11日午前10時から営業。１階シアター室と展示パネルで豊橋への思いを込めたコンセプトを紹介する。２階がモデルルームの展示場。
　問い合わせは「ほの国百貨店跡地プロジェクト」販売準備室（０１２０・01・７１５６）へ。
【加藤広宣】