地元を学んで郷土愛を育む
蒲郡市立形原中学校の生徒と保護者計50人が22日、形原漁港で魚市場の競り様子の見学をした。「漁師のまち」として有名な地元の魅力を伝えるため、形原漁協などが協力した。
「ふるさとを愛し、知・徳・体の調和のとれた生徒を育てる」を教育目標に掲げる同校は、地域の歴史や文化、産業などを学んでいる。これまでに、地域に伝わる楽器や菓子作り、地域の名所を巡る体験をしてきた。
漁港のあるまちに住む生徒のほとんどが、魚市場の競りの様子を見たことがない。活気のある市場の様子や水揚げされたばかりの深海魚などを目の前で見て、地元を好きになってほしいと企画した。漁協をはじめ、形原の深海漁船「順風丸」、漁港にある鮮魚市場「味のヤマスイ」の協力で実現した。
この日、参加者は午前3時15分に桜間寿人校長と教諭、元漁師で市小中学校PTA連絡協議会の鈴木貴晶会長らと一緒に漁港を訪れた。鈴木会長や漁協関係者が、順風丸で水揚げされた新鮮な深海魚ユメカサゴやクロムツなどの魚を分かりやすく説明した。生徒らはその後、熱気ある競りの様子を見学した。
3年の山村晃生さんは「テレビでしか見たことがない競りを地元で見られてうれしい。地元のことがもっと好きになりました」と話した。
【林大二朗】