岩西小3年生が乳搾り体験 豊橋の酪農を学ぶ

2024/01/20 00:00(公開)
模型で乳搾り体験=岩西小学校で
 豊橋市立岩西小学校の3年生100人が19日、酪農から乳製品ができるまでを学んだ。県酪農農協や東海酪農協連合会、豊橋市の乳製品製造「中央製乳」の職員らが教えた。市学校給食協会主催の出前授業。
 まずクイズ形式で酪農について学んだ。愛知県は生乳生産量全国8位。うち豊橋市は県内生産量の14%を作っている酪農が盛んな地域の一つであることや、牛は干し草や配合飼料を一日で1輪車1~2杯分食べ、約30㍑の乳を出すことなどが紹介された。
 後半はバター作りや乳搾り体験があった。バター作りでは、さまざまな乳製品の一つにバターがあると中央製乳の職員が解説。児童は6~7人に別れ、動物性の生クリームが入った小さな容器を手で振った。交代しながら10分ほど振り続けると、中で水分と脂肪が分離し、バターが出来上がる。クラッカーにバターをつけて食べた児童は「作るのは大変だけど、おいしくて面白い」と話した。
 乳搾り体験は、実物大の成牛の模型を使った。コツを教わった児童が順番に挑戦。決まった回数を搾ってどれだけの量が取れるかを競った。挑戦した児童は「指が痛い。思ったよりずっと大変」などと感想を話した。
 学校給食協会の小田恵司常務理事は「豊橋や田原でとれる新鮮なものを食べる地産地消の考えが根付いてほしい。地元産業の発展につながる」と語った。
【岸侑輝】
生クリーム入りの容器を振る児童
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