「書かない窓口」システム、田原市が7月から導入

2024/06/28 00:01(公開)
記載台型の「書かない窓口」。タブレット端末の下にカードなどの読み取り装置がある=田原市役所で
 田原市は市役所市民課窓口などでの一部手続きで「書かない窓口」システムを7月1日から導入する。東三河で初。
 住民票の写しなどの各請求書や届け出を出す際に、窓口近くの対応機器にマイナンバーカードや免許証を読み取らせることで、名前や住所など一部項目を記入し終えた状態の申請書類を印刷する。記入する負担が減り、書き損じが少なくなることが期待される。
 導入されるのは、市民課と保険年金課、税務課▽赤羽根市民センター▽渥美支所市民生活課―の各窓口。市役所と渥美支所にはタブレット端末から希望する申請手続きを選ぶ記載台型と、窓口で職員が申請内容を聞きながら対応する対面型がある。赤羽根市民センターは記載台型のみ。
 利用できる手続きは、市民課=住民票の写し、戸籍に関する証明、印鑑登録証明の各請求書、マイナンバーカードの券面事項や暗証番号変更、電子証明書の発行申請書▽保険年金課=国民健康保険、後期高齢者医療、介護・障害関係、児童手当など死亡後の後日手続きの申請・届け出▽税務課=各種税証明、台帳などの閲覧・写しの交付請求書▽赤羽根市民センター=住民票の写し、戸籍に関する証明、印鑑登録証明の各請求書▽渥美支所市民生活課=住民票の写しなど33手続き―となっている。
 身分証明書はマイナンバーカードのほか、運転免許証、運転経歴証明書、在留カード、特別永住者証明書。
 将来的には基幹系システムと連携し、各種手続きを一つの窓口でできるワンストップ窓口へ発展させるとして検討を進めている。同様のシステムは県内で14団体が導入している。
【岸侑輝】
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