湯谷温泉活性化へ新城の中学生らが意見交換

2024/07/17 00:00（公開）

社会

活性化策を提案する中学生ら=新城市鳳来中学校で

　新城市内の中学生と、市若者議会委員が15日、湯谷温泉について意見交換した。市の「つながる地域と若者の輪事業」の一環。
　中学生は15人、若者議会からは５人が参加した。湯谷温泉を訪れ、３グループに分かれて宿泊施設を経営する加藤直詳さんから歴史などを聞き取り、活性化策を考えた。
　各グループからは「湯谷温泉の歴史などを説明する看板や冊子がなかった。外国人観光客にも分かるように英語表記もする」や「平日に観光客が少ない。家族向けにＳＮＳやユーチューブなどで情報発信する」などの意見が出た。また「きれいな宇連川が流れている。道中は草や木が生い茂っているのでボランティアを募って景観を保つ活動が必要」との指摘もあった。
　下江洋行市長は「かつて湯谷温泉は釣り客も宿泊してにぎわっていた。イベント展開では夏休みに夜店を開催するのも活性化の一つだと思う。外国人観光客へ案内するために英語版の看板設置も考えたい」と感想を述べた。
　東郷中の石﨑麻美香さんは「初めて湯谷温泉を訪れた。中学校区以外の場所を知ることができて勉強になった」と話した。
【安藤聡】

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