豊橋市の「新アリーナ」計画、提案概要を市議会に示す

2024/08/02 00:00(公開)
公園東側エリアの施設配置イメージ(提供)
 豊橋市は1日の市議会総務委員会で、多目的屋内施設と豊橋公園東側エリアの整備・運営事業について、落札事業者の提案内容を元に市がまとめた施設や運営の概要を示した。この内容を踏まえて特定事業契約案としてまとめ、市議会9月定例会へ提出を目指す。
 提案では、公園の緑や起伏を生かして施設を配置する。解体する豊橋球場外野席のマウンドに盛り土する「集いの丘」をシンボルとする。最高25㍍の建物による圧迫感を抑え、段差をなくし、勾配を抑えて車椅子やベビーカーの利用者にも配慮した。
 メインアリーナは陸上競技場の西にあり、さらに西側にサブアリーナと武道場などを置く。南側の丘へ向けて「ハ」の字に開いた配置で、各施設を隔てる動線により周辺のテニスコートや多目的広場ともつながる。
 5000人収容のメインアリーナはプロスポーツチームのホームアリーナとする。客席スポーツ観戦に適した囲い型(オーバル)と音楽ライブでも使いやすい「U」の字型にもなる「ハイブリッドオーバル型」。3階にはスイート・ラウンジや個室などがあるVIPエリアを置く。
 アリーナは市民利用も含め年中無休で、武道場などは動線を分けて興行時も利用可能にする。県新体育館のサテライトと位置付け、人気の音楽ライブや国際スポーツ大会とをライブビューイングでつなぎ、誘客効果を高めたい考えだ。周辺の中心街とは、にぎわい創出の仕掛けづくりで連携を進めるという。
 市の計画はPFI法に基づき、民間事業者に運営権を委ねるBTOとBTコンセッションの併用で進める。PFI事業に詳しいスターツコーポレーションを代表とするグループが約230億円で落札し、6月28日に基本協定で合意した。
【加藤広宣】
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