豊橋商工会議所青年部は13日、豊橋市こども未来館「ここにこ」で、海外展開を図る会員事業所の支援を目的とした交流イベント「グローバルサミットin豊橋」を開いた。貿易や国際情勢などの専門知識を持つ支援団体とのブース相談会や、将来的な海外展開を意識したビジネスプランコンテストなどもあった。
長引く円安や国内市場の収縮など事業環境が激変する中、会員の中小や零細事業者も海外ビジネスで新たな商機をつかむきっかけを生み出す狙いで国際ビジネス委員会が企画した。
日本貿易振興機構(JETRO)や国連工業開発機構(UNIDO)など支援機関、名古屋税関豊橋税関支署、金融機関といった海外事情や知見を持つ団体の職員らが来場者の相談に応じた。
ビジネスプランコンテストには豊橋技術科学大学の学生と会員企業が組んで、既存の経営資源を生かした事業構想を提案した。
豊橋技科大の上田陸人さん(電気・電子情報工学課程4年)は、ブルーベリー農園経営も手掛ける日本ガスコムと連携した。通年出荷が可能な施設での栽培で、国産フルーツのブランド化とアジア圏を中心に世界へ広げる可能性を示した。
担当した青年部の後藤元司委員長は「新たな海外ビジネス機会のきっかけづくりにしてくれたらうれしい」と話した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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