豊川市内の下水道整備にアプリ活用 愛知県スタートアッププログラムで

2025/02/11 00:00(公開)
使い方の指導を受ける職員

 地域課題の解決をスタートアップ企業と目指す県の取り組み「アイチコークリエーションスタートアッププログラム2024」を利用し、豊川市と豊川商工会議所、豊川信用金庫は、名古屋市の建設テックスタートアップ「エムバース」と協力して下水道整備の効率化を目指す。

 

 同社が開発した地下埋設物をスマホやタブレットで表示するアプリ「ジオマッパー」を使い、従来の紙図面と比較して、どれだけ確認がしやすくなるのかを検証する。

 

 紙図面では、図面の情報を正確に読み取るのに経験が必要だった。アプリを使えば、どこに下水管が埋設され、どちらの方向に流れているのかが一目で分かる。

 

 活用例としては、道路が陥没した場合、下水管などが埋設されていた場所の上に穴が開いていたら、埋設管が原因ではないかと推測できる。また道路が冠水した場合、マンホールのふたが外れているなどの危険性があるため、従来だと見えないため杖などで探りながら進む必要があったが、埋設管がある場所が分かれば、そこを避けて移動できる。工事の段取りも分かりやすくなる。

 

 市では「実際にアプリがどれだけ活用できるのかを調べて、下水道の維持管理などに使えることができれば助かる」と話す。

アプリで見られる埋設管の位置のイメージ画面
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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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