豊橋技術科学大学の学生が企画開発した立体構造の玩具「RiNNE」の体験会と販売会が16日、豊橋市の「こども未来館ここにこ」であった。
企画したのは、佐々木悠雅さん(電気・電子情報工学課程4年)、藤森康生さん(応用化学・生命工学課程4年)、木原広人さん(機械工学課程4年)の3人。「起業」をテーマにした授業の一環で、インターンシップ先の東三河地域のスタートアップ支援機関「サイエンス・クリエイト」の協力を得て、商品開発や販売に取り組んでいる。
3人は子どもの「スマホ依存」に危機感を感じ、知的好奇心をくすぐる玩具を作ろうと考えた。
注目したのが自分たちも夢中になった「迷路」。佐々木さんは「売れる商品を作るのが大変だった」と振り返る。親へのヒアリングでたどりついたのが、立体玩具で迷路を作る今回の案。「木育」に関心が高く、子どもが夢中になれる物を購入する傾向にあったため、素材を自然の木材にし、子どもたちが飽きないように設計した。立体玩具のすき間に2~3㌢の材をはめ込み、指定のスタートからゴールまでの迷路を完成させる仕組みで、複数あるルートを子どもたちに考えさせる仕掛けをつくった。
当日は体験する親子が50組以上集まり、約10個売れた。佐々木さんは「より良いものを作れるように今後の展開を考えていきたい」と話した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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