【蒲郡】メヒカリを使ったご当地ポテチをお披露目、ラリー三河湾のイベント会場で

2025/03/03 00:00(公開)
完成したメヒカリパンチをPRする児童ら=フェスティバルマーケットで

 蒲郡市の飲食店経営「笹やグループ」や市観光協会などでつくる「深海魚スナック新商品開発プロジェクトチーム」は1~2日、「ラリー三河湾」のイベント会場となった同市海陽町のフェスティバルマーケットで、深海魚「メヒカリ」の魚醤(ぎょしょう)を使ったご当地ポテトチップス「メヒカリパンチ」を披露した。

 

 ポテトチップスは昨年7月、「笹やグループ」代表の笹野弘明さんが市立蒲郡東部小学校で未利用魚についての授業した際、児童が「蒲郡の海を守りながら、魅力を伝えるための菓子を作りたい」と希望を伝え、商品化に向けたプロジェクトが始まった。

 

 8月、一緒に未利用魚の利活用に取り組む豊橋市の食品製造「まんてん」の黒田孝弘社長に相談した。メヒカリの商品の製造過程で廃棄される内蔵を使った魚醤をパウダー状にし、ポテトチップスの味付けに使えると提案された。蒲郡の特産品のPRと廃棄ロス削減の重要を発信できるとし、魚醤味を採用した。

 

 児童と一緒に試食して意見を聞いたほか、蒲郡商工会議所でパッケージデザインや販売価格も考えた。笹野さんは意見をまとめて商品化した。

 

ご当地チップスの食べ比べる来場者

竹島水族館や道の駅で販売へ

 

 イベント会場では幸田町の「消防カレーポテトチップ」と豊川市の「豊川きしめんチップ」の食べ比べを企画。6730人が投票し、メヒカリパンチが1位になった。蒲郡市在住の鵜飼英大さん(8)は「おいしかった」と笑顔で話した。

 

 蒲郡東部小5年の井川蒼大さんは「自分たちが考えたアイデアが実際に商品になってうれしい」と喜んだ。笹野さんと黒田さんは「おいしいポテチです」とPRした。

 

 今後、1袋500円で竹島水族館や市観光交流センター「ナビテラス」、アピタ蒲郡店、豊橋市と田原市の道の駅などで販売する。

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林大二朗

 愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。

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