国の文化審議会は21日、登録有形文化財(建造物)として豊橋市雲谷町の普門寺本堂などの登録を文部科学相に答申した。
奈良時代開山の普門寺は船形山南東斜面に位置する真言宗寺院。答申されたのは本堂、大師堂、弁天堂(旧竜神宮)、十王堂、鐘楼門、仁王門の6件。
本堂(1693年建立)は木造平屋建て、銅板ぶきで外陣は虹のように上方に反りを持たせてあるはりなどに地域的特色を示す。大師堂(1854年建立)は軒が大きく軽快な姿をし、弁天堂(1714年建立)は四隅の柱上部を鶏の頭形で飾るなど独創的な意匠が施された装飾が豊富な社殿だ。
十王堂(1852年建立)は片入母屋造。鐘桜門は軒が大きく雄大。仁王門(江戸中期建立)は寄棟造りで仁王像一対を安置し、彫刻など細部の意匠も端正で上質な八脚門だ。
県内では小牧市の尾張徳川家の旧迎賓施設・創垂(そうすい)館も答申された。
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1959年東京都生まれ。山田一晶編集長に声を掛けてもらい、2024年5月に入社した。それまでは別の新聞社に勤務し、名古屋、岐阜、東京などで記者をしていた。事件取材が長かったが、東京では食文化、社会保障といった分野の取材も経験。介護など生活に密着した記事の重要性を実感した。趣味は街歩きと山歩き。東海道五十三次を歩いている。目標は東京―京都間の完歩。テント泊の登山にも憧れているが、三河の低山巡りがメイン。ミステリー、歴史小説を愛読。名古屋支局で愛知県政を担当している。人口減少、地域活性化の課題などを取材しながら、東三河の魅力を発信していきたい。
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