若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)は16日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で第174回例会を開いた。講師は株式投資のバイブル「会社四季報」(東洋経済新報社)を2000社以上書き写した「四季報写経ウーマン」さん。始めたきっかけや企業の将来性を考察する際のポイントなどを語った。
四季報のデータをひたすらエクセルに手入力していく「四季報写経」を始めたのは昨年3月。山川さんの著書「瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す」(2023年、かんき出版)に出合ったのがきっかけだ。「新たな仮説を生み出せるようになりたい」と考え、2000社達成するまでの様子をSNSで発信すると、X(エックス)アカウント開設3か月後にAbemaに出演するなど、多くの反響があった。四季報写経の方法論を伝えるコンサルティング会社「四季報写経」を起業し、現在は社長。起業したい人を支援するコミュニティー「爆速起業ラボ」を2025年にリリースするなど、幅広く活動している。
エクセルの専用シートに、創業年や業種、時価総額、会社の特色、売り上げなどを書き写していくだけ。写経の際には「機械的に書き写すのではなく、その数字の裏側にある背景を想像しながら取り組むと、徐々に仮説が考えられるようになる」と話す。
四季報で企業の将来性を判断する方法を伝授した。「領域、ビジネスモデル、広め方、次の事業の発展性、競合などをつぶさに観察し、伸びる要素があるかどうか判断する」という。戦後にシェア1位に成長した飲料メーカー「キリン」の例を挙げ、「ビールの販売先を飲食店から一般消費者に切り替えた。所得の向上と冷蔵庫の普及をいち早く察知したことがポイント」と説明した。
「四季報さん」は「写経で知識が増えてきたことで人生の選択肢、可能性が増えた」と述べた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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