豊橋市自然史博物館で侵略的外来植物対策展 除去機械の実物紹介

2025/07/12 00:00(公開)
水陸両用船「浮き丸」とそのアタッチメントの実物=市自然史博物館で

 豊橋市自然史博物館の特別企画展「エイリアンプラント・バスターズ 侵略的外来植物対策展」が11日に始まった。侵略的外来植物の生体模型や、なかなか見られない駆除機械など100点以上を展示している。8月31日まで。

 

 国外由来の侵略的外来植物がテーマ。豊橋市で初めて侵入が確認され、ほぼ根絶に成功したヒガタアシをはじめ、ボタンウキクサ、ミズヒマワリなど県内で確認されている植物の精巧な模型を展示する。湖面を完全に覆っている様子が分かる写真などもある。

 

 繁殖力が強く、生態系や農業などに悪影響を与える侵略的外来植物の駆除のために開発された水陸両用船「浮き丸」などの実物を展示。作業風景の動画もある。植物の性質に合わせて大量刈り取りができるよう設計されたアタッチメントや、大量の水草の中でも動ける設計の推進機構など、現場の工夫がうかがえる展示になっている。

 

 また、侵略的外来種をテーマにしたオリジナルトレーディングカードを発売。実物写真と研究者書き下ろしの解説、発見した際に通報するためのQRコードが付いている。全50種。

 

 期間中、除去作業に取り組んでいる人や作業機械の設計に携わる人から話を聞く解説会がある。詳しくは市自然史博物館ホームページへ。

 

 観覧料は大人900円、小中学生300円。月曜、22日は閉館。

ヒガタアシ㊨やミズヒマワリの精巧な模型
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

最新記事

日付で探す

<前次>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
光生会 虹の森 蒲郡信用金庫 さわらび会 藤城建設 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国