豊川市蔵子1の元市議で平和活動に取り組む野本弘幸さん(89)が、自宅の敷地に「歴史の家」をオープンした。所有する豊川海軍工廠(こうしょう)の空襲を中心に戦争に関する資料を展示、平和の尊さを訴える。
広さ約10平方㍍の木造平屋建てで、戦争の実態を多くの人に知ってもらおうと、約600万円かけて建てた。
工廠の空襲については、市などが発行した資料を数多くそろえたほか、関連する書籍、地元の人が書いた手記など、さまざまな角度から実態が分かるようにした。生き残った3人の体験談をまとめた資料では、空爆当日の様子が生々しく紹介されている。
他に昭和初期に友好を深めるために米国から贈られた「青い目の人形」や、豊橋空襲、岐阜空襲についての資料、戦争全体の実態を伝える本などがそろう。
資料がまだ少ないことから、戦争に関する資料や本があれば、どんなものでも寄贈を受け、充実させたいとする。
野本さんは「私たちは地球人として、国や文化は違っても、共存することが大切です。戦争は自然災害と違い人災です。多くの人に戦争の悲惨な現実を歴史の家で知ってもらい、平和の大切さを考えるきっかけにしてほしい」と話す。
日中はいつでも開放しており、資料の閲覧は自由。問い合わせは野本さん(0533・86・9041)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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