【三遠】A千葉に快勝 攻守に貢献の吉井選手に大野HC「トーンセットしてくれた」

2025/10/17 00:00(公開)
攻守に貢献した吉井選手=豊橋市総合体育館で

 バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は15日、「アルティーリ千葉」と豊橋市総合体育館で対戦。三遠は攻守とも高い強度で主導権を握り、98対79で2連勝した。今季3勝2敗で西地区5位に浮上した。

 

 第1クオーター(Q)から、攻守の切り替えの速いバスケで主導権を握った。序盤にはダリアス・デイズ選手のこぼれ球に、ヤンテ・メイテン選手が反応して得点。さらに吉井裕鷹、湧川颯斗の両選手が果敢なステップで相手のファウルを誘う2点シュートを沈め、28対21。第2Qは外国籍選手に立て続けに得点を許すが、吉井選手が3点シュート、デイビッド・ヌワバ選手が相手を置き去りにするドライブからシュートで応戦。55対45の10点差にリードを広げた。

 

 第3Qは相手のファウルトラブルから、デイズ、メイテンの両選手の3Pでさらにリードを広げ、22点差。第4Qは反撃を受けるが、大浦選手のスティールから吉井選手がファウルされながらもレイアップを決め、突き放した。

 

 三遠は守備からリズムをつくった。攻撃のミスを示す「ターンオーバー」はA千葉は21で三遠は9。相手のターンオーバーから30得点を奪った。吉井選手は16得点3リバウンドでチームを引っ張った。「ディフェンスは足が動いていない時間帯もあったが、そこまでミスはなかったので悪くなかった。オフェンスは判断が悪いところがあった」と話した。大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「ディフェンスは良い選手。トーンをセットしてくれた」と吉井選手のプレーを評価した。

 

 湧川選手や浅井英矢選手ら若手の活躍について、大野HCは「エナジーを持ってやってくれたことが一番良かった」と褒めた。一方「ミスがあった時に、試合中で自分が何をしなければいけないのかというところに向いてくれば成長できるかなと思う」と話した。

 

 次戦は18日。「仙台89ERS」とゼビオアリーナ仙台で対戦する。

チーム最多23得点のメイテン選手
ヌワバ選手
三遠の選手たち
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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