県立豊川工科高校機械科3年の佐野奨紀さんが、11月に開かれる「第25回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の旋盤作業の部に出場する。同校からは初出場で「優勝を目指して頑張ります」と意気込む。
静岡市で8月19~20日に開かれた東海大会で優勝して出場を決めた。二つの円柱の鋼を旋盤で加工した。現在はコンピューターに数値を入力すれば工作機械が自動で加工してくれる時代だが、その基礎となる手作業が中心だった。ネジの部分を切削して作り出し、はめ込むようにした。他にも各所を切削し、形を整えた。
東海大会では100点満点で88点を獲得。マイナスになった部分は、削りの精度が髪の毛よりも細い0・02㍉違ったことなど。ほんの少しだが、製造現場では商品として不合格になる誤差といい、全国大会ではこれらをクリアして100点満点での優勝を目指す。
佐野さんのサポート役を機械科3年の嶋田一輝さんが務め、機械の設定や道具の準備をする。先を読みながら支援できる力があり、佐野さんからの信頼が厚い。
東海大会の練習は5月から始めた。7月末から大会直前まで、豊川市御津町の鶴ケ崎鉄工が、大会と同じ仕様の旋盤加工機を用意して練習場所を提供した。鶴ケ崎兼也社長は「旋盤を目指す若者が非常に少ない。少しでもやってくれる人が増えればとの思いで協力しました。全国大会でも練習を応援したい」と話す。
全国大会は11月8~9日に松山市で開かれ、各ブロックで優勝した9人と地元枠1人の計10人が出場する。佐野さんは「全国大会では東海大会とほぼ同じ加工ですが、当日発表される隠し寸法がある。どのような寸法が出されても、しっかり対応できるように大会まで練習を続けます」と張り切る。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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