田原市に秋を告げる「田原祭り」が13日、市内中心部の5町(新町、萱町、本町、巴江、衣笠)で始まった。見どころの一つ「昼山車」(市有形民俗文化財)の引き回しは雨で中止。15日も巡行する。色とりどりの電飾を施した「夜山車(よやま)」が各町へ繰り出した。昼山車は14日も巡行する。
この日の昼山車巡行と引きそろえは、前日からの悪天候の影響で中止された。午後は5町の子どもらによる夜山車が引き回された。電飾で彩った山車に舞台を設け、町内を巡り、舞台で手踊りやダンスなどのパフォーマンスを披露した。
田原祭りは熊野神社の祭礼として江戸時代から続く。豪華な装飾やからくり人形を載せた昼山車は、新町、萱町、本町の3町が所蔵。市街地での引き回しや3台が並ぶ引きそろえは、県外の観光客も見物に訪れる。
14日は午前10時10分から昼山車が出発、正午頃に三河田原駅前で引きそろえる。午後は手筒花火と大筒の神輿巡行、田原文化会館の「はなのき広場」で放揚がある。
問い合わせは田原まつり会館(0531・22・7337)へ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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