三河地区を代表する書道家の作品が一堂に集う「第53回全三河書道百選展」の豊橋展が23日、豊橋市美術博物館で開幕した。28日まで。
1972年に岡崎市美術館の開館を記念して始まった三河地区最大の書道展。日展など全国展で活躍している書家から地元で活躍している書家まで、流派・会派を越えて103人が出品した。漢字、かな、篆刻(てんこく)など、さまざまなジャンルの作品を堪能できる。
運営委員会代表の波切童州さんは「遊亀」を淡墨で書いた。画家の小倉遊亀さんをイメージした。副代表の村瀬俊彦さんの「藤の花」は赤い紙に流麗な文字が並ぶ。落款を金色にして作品を引き締めた。第1回展から出品を続ける横山夕葉さんの「妙舞」は2文字を1文字のように見えるよう工夫した。また東三河からは、豊川市の伊藤芳琴さんと久世たか子さんが初出品した。
波切さんは「日本の書を凝縮した展示会で、さまざまなジャンルの作品が楽しめます。気合を込めた筆跡にも注目してください」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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