名古屋フィルハーモニー交響楽団による福祉コンサート「夢いっぱいの特等席」が25日、豊橋市の「ライフポートとよはし」で開かれた。障害者福祉施設の利用者、特別支援学級の生徒ら約600人が美しい音色を堪能した。
名フィルは年100回以上の公演があるが、どれもコンサートホールに観客が静かに座って音楽を聞くスタイル。障害のある人にも気軽に来てもらえる場をつくろうと1999年に始まった。
聞きなじみのある曲を中心にしたプログラムで、ロッシーニの歌劇「ウィリアム・テル」序曲で幕開け。エルガーの「愛のあいさつ」や「威風堂々」第1番などを奏でた。「ラジオ体操第一」の演奏では、来場者が体を動かした。
一般の会場では車いす席が少ないため、前方のいすを外して対応した。また目が見えない人のために、点字のプログラムを用意した。
指揮と司会を務めた松川智也さんは「今日は周囲を気にしないで、オーケストラの音色を楽しんでください」などと呼び掛けた。また弦楽器、打楽器などについて解説した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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