豊川市のJR愛知御津駅で9日、県内を運行する臨時観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の停車に合わせ、豊橋市などJR沿線5市の関係者らが特産品のPRコーナーを設けた。乗客らは地場食材を試食したり、観光情報に耳を傾けたりして、ホームは臨時の物産展に様変わりした。
列車は東急(旧東京急行電鉄)の主催、JR東海が運行する。2人用客室のほか、伝統工芸の調度品をしつらえたダイニングカー(食堂車)、書斎兼応接専用車など豪華設備が整う。料金は1人82万円から。
今回は7~10日の予定で横浜駅から岐阜駅までを運行し、名古屋や静岡など主要駅のほか、中小駅にも立ち寄った。県内での運行は初で、12月22日まで計6回運行する。
この日は横浜駅を目指す復路で愛知御津駅に立ち寄り、午後1時半頃から約30分間停車した。豊橋市は次郎柿、豊川市は市内事業者のつくだ煮や料理旅館特製のスイーツ、蒲郡市は温泉旅館女将の会が特産のみかんを贈った。新城市は温泉の素、岡崎市は八丁味噌(みそ)の味噌汁を無償提供した。
乗客らは「豊橋が柿の名産地だったとは知らなかった。知らない土地や食べ物を体験できて楽しい」と喜んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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