豊橋市立磯辺小学校で14日、最先端の地震防災技術を学ぶ出前授業があった。全校児童568人が校舎に設置された最先端の観測システムなどを通じて、地震に備える技術について学んだ。
2024年10月から同校で始まった「実建物を対象とする瞬時損傷判定技術の実証実験」の一環。防災科学技術研究所(防災科研)、豊橋市、名古屋大学、東京大学、不二サッシ、文化シヤッターによる産官学の共同研究で、実際の学校校舎を対象とした全国初の実証実験だ。
午前中は避難訓練の後、児童らが校舎外壁に設置された最新のセンサーシステムを見学した。地震による建物の変形を感知し、LEDの光の色で損傷度を表示する。6年生はセンサーを内蔵したカーテンウォール部材や、周辺の被害を把握するための屋上カメラ、床の揺れを測るセンサーなど、校舎に設置された実証設備を詳しく見学した。VR(仮想現実)による防災学習もあった。
午後5時からは、研究への理解を地域に広めるための「点灯式」が行われた。校舎外壁のLEDが虹色に輝くと同時に、隣接する樹齢145年のシンボルツリー「むくろじの木」がライトアップされた。
イルミネーションのテーマは、小学3年生の国語の教科書にも掲載されている「モチモチの木」。勇気のある子どもだけが真夜中に見ることができるという神々しく光り輝く木を再現したもので、研究パートナーである不二サッシの協力で実現した。
点灯前には児童らもカウントダウン。LEDが点灯し、次々に色を変えると、歓声が上がった。稲田恒久校長は「命を守る実証実験が学校で行われていることを子どもたちに知ってもらい、一流の研究者との交流で、専門知識が広く人の命を助けることにつながると感じてほしい」と語った。
ライトアップは2月28日まで。実証実験は2027年3月末まで続く。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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