最終目標の600万円を目指している東三河の動物福祉団体「ハーツ」による毎年恒例のクラウドファンディング(CF)の締め切りは14日午後11時。9日午後1時現在で412人が522万4000円を寄せた。「672匹の命を守るため、絶対に諦めない」と支援を呼び掛けている。
10回目となるCFは昨年12月17日にスタート。1月6日、第1目標の200万円を超えた。昨年より18日早かった。
ハーツは2002年の発足以来、23年間で9000匹以上の野良猫に不妊・去勢手術を行い、2400匹を譲渡してきた。現在も4カ所のシェルターで275匹、メンバーやサポーターの自宅で260匹、公園などの「世話猫」として137匹、合計672匹もの猫を保護・管理している。
昨今の物価高騰や、過去最多となった不妊・去勢手術(952匹)や子猫の保護(165匹)などが重なり、運営費は年間2550万円を超え、約800万円の累積赤字を抱える事態となった。浄財は全盲や下半身不随など重篤な病気や障害を持つ猫が多く暮らす「第2シェルター」の医療費などに充てられる。
前回は550万円を目標にCFを開始。出足は鈍かったが、これを上回る578万3000円の浄財が寄せられた。
ハーツの代表の古橋幸子さんは「今回は、豊橋市動物愛護センターのCFと時期が全く重なったため、とても心配しました。でも諦めません。最終目標を達成して、ハーツを必ず存続させていきます。最後までご支援をお願い致します」とコメントした。
市のガバメントクラウドファンディングは昨年12月5日にスタート。3月4日までの期間中、500万円を集めることを目標にしている。9日午後1時現在、68人が241万円余を寄付している。ハーツは時期が重なっていることに抗議したが市側は12月議会で「目的がずれているので問題ない」などと答弁している。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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