豊橋市大学研究活動費補助金の成果報告会 路線バスIC支払い導入や23年豪雨の帰宅困難者など検証

2026/04/21 00:00(公開)
調査結果について語る松尾准教授=技科大サテライトオフィスで
調査結果について語る松尾准教授=技科大サテライトオフィスで

 豊橋市は20日、昨年度の研究経費助成対象となった大学研究活動の成果報告会を同市駅前大通2の「emCAMPUS EAST」の豊橋技術科学大学サテライトオフィスで開いた。技科大から5件の発表があった。

 

 松尾幸二郎准教授は「路線バスへのICカード支払い導入を契機としたスマートモビリティ促進に関する研究」と題して話した。

 

 昨年3月に豊鉄バスへの交通系ICカード支払い導入で市内の公共交通機関で網羅的にIC支払いできるようになったことを受け、IC支払い利用実態把握やデータ分析と活用のためのツールとノウハウの構築を目的に研究を開始。アンケート調査を経て、IC支払いの利用や満足度が高まったこと、乗継割引やマイレージポイント付与などの施策で効果が高まることなどが分かった。

気候変動の影響について語る豊田准教授=技科大サテライトオフィスで
気候変動の影響について語る豊田准教授=技科大サテライトオフィスで

 豊田将也准教授は「サプライチェーン上で企業が抱える風水害リスクの可視化」について報告。2023年6月の豪雨に関する被害調査の一環で、どのような災害条件下で帰宅困難者が発生するか、今後の気候変動でどう変わるかについて話した。

 

 過去に帰宅困難者が発生した際の企業へのヒアリング調査により、1時間雨量45㍉以上が道路冠水、3時間雨量350㍉以上が電車の運休目安とした。

 

 それを元に気温が2度上昇した場合のシミュレーションで、降雨の極端化(降雨時間の短縮と時間当たり雨量の増加)が進むことで、道路冠水や電車の運休は大きく増加するだろうと予測した。

 

 発表された研究内容は月末までに豊橋市政策企画課のホームページで公開される。

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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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