湖西病院の訪問診療が公表

2026/04/24 00:00(公開)
訪問診療で三浦さんから近況を聞く太田副院長㊨=湖西市利木で
訪問診療で三浦さんから近況を聞く太田副院長㊨=湖西市利木で

医師1人増え新体制で

 湖西市立湖西病院が昨夏から本格化させた訪問診療の実績が伸びている。通院が難しい患者を対象に疾患を問わず利用できるのに加え、夜間や休日を含めて支える体制を整備した。今年度は新たに医師1人が加わり5人体制でスタートし、住み慣れた場所での生活サポートに一層力を入れる。

 訪問診療とは、医師が定期的に自宅や施設を訪れ、診療や検査をする仕組み。経営方針として地域に密着したコミュニティ・ホスピタルを掲げていた同病院は2021年度にがん患者の緩和ケアとして取り組みを開始。ニーズが多様化する中、昨年7月、通院困難な患者が安心して療養できる「在宅療養支援病院」となり訪問診療を拡大・本格化させた。対象は病院から半径16㌔以内としている。

 訪問件数は増えた。21~24年度の期間中、年間30~40件台だったが25年度は一気に157件になった。24時間の往診、連携による訪問看護、緊急時の入院体制などを整備し患者の安全・安心を確保できる機能強化が受け入れられている。

 月1回のペースで訪問診療を受ける湖西市利木の三浦宏さん(92)は利用して1年を超える。3月下旬に退院して初めてとなる訪問診療が15日にあり、主治医の太田学副院長が看護師と共に訪れ、三浦さんやその家族から食事などを含めて近況を聞き体調を確認した。週2回の訪問看護で共有された情報も踏まえて診察した。デイサービスの時間に描いた絵や趣味で弾いていたキーボードに囲まれた部屋で、太田副院長らと軽快な会話をする三浦さんの姿を見て家族は「通院は移動を含めて本人も家族も大変。訪問診療をしてもらうと安心する」と強調。三浦さんも「忙しい合間を縫って主治医や看護師が来てくれて診てもらえるのはありがたい。自分の体調も把握できる」などと話した。

 高齢化の進行による老老介護など社会変化に伴い、太田副院長は「今後一層、訪問診療の需要が高まるはず」との見方を示す。同院は幅広い領域を担当する総合診療専門医を育てる基幹施設への登録も目指す。太田副院長は「やっぱり家がいいな、という希望があれば、地域・利用者支援センターに気軽に相談してほしい」などと呼び掛ける。

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