サーラなどがVR防災訓練

2026/04/24 00:00(公開)
まちなか図書館でのVR避難のイメージ。煙が立ち込めている(提供)
まちなか図書館でのVR避難のイメージ。煙が立ち込めている(提供)

24日にエムキャンパスで

 「サーラコーポレーション」は、次世代型防災モデルの社会実装に向けた「バーチャル避難訓練」を豊橋市駅前大通2のエムキャンパスで24日に実施すると発表した。市消防本部の認可を受けた法定消防訓練として行われ、東海地域の複合施設でのバーチャル避難訓練としては初の試みだ。

 同社グループが運営する「エムキャンパス・スタジオ」が連携の拠点となる。施設を管理する「サーラ不動産」、スタートアップ企業の「ジオクリエイツ」、そして「日建設計」の協力で実現した。当日の訓練には、施設の地権者やテナント入居者など約60人が参加する。

 近年、多様な人々が集まる複合施設では防災対策の重要性が高まっているが、実地で行う従来の避難訓練は、実施時間が限定されることや、テナントの営業への影響から全員が参加しにくいという課題を抱えていた。今回導入されるシステムは、ジオクリエイツと日建設計が共同開発したVRツールを活用する。実際の建物データを用いて仮想空間に施設を再現し、参加者は場所や人数の制約を受けることなく、オンラインで地震や火事などの様々な状況を想定した避難行動を体験できる。

 システムの大きな特長は、仮想空間内の参加者の視界や移動経路といった詳細な行動をデータとして記録し、分析できる点にある。単に訓練を実施するだけでなく、収集したデータをもとに既存の避難マニュアルを検証し、誰にでも分かりやすい施設運営や今後の防災対策の見直しにつなげる。

 サーラは今回の取り組みをモデルケースと位置づけており、訓練で得られた知見を生かし、グループの事業所や関連施設への横展開を検討していくとしている。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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