蒲郡市の海陽中等教育学校の生徒8人は、「第25回日本再生医療学会総会」(3月20日、神戸市)のプログラム「中高生のためのセッション アドバンストコース」で再生医療の新たな可能性に関する研究成果を発表し、金賞と銅賞を受賞した。同校の金賞獲得は初めて。
学会は再生医療の産業化などを目指す研究者や企業関係者らが一堂に会する国内最大規模の学術集会。プログラムは、生徒が再生医療への理解を深めるとともに、自由な発想で創造することを目的に開催されている。
同校は2024年から、蒲郡再生医療産業化推進委員会や市内の再生医療製品メーカー「ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J-TEC)」と連携し、同プログラムで研究成果を発表し、銅賞を受賞してきた。
今回は全国から計13チームが参加。同校からは、5年生(高校2年生)の藤田護さん、田原宗一郎さん、椿翔太郎さんのチーム「ウエストビレッジャーズ」と、5年生の吉川湊大さん、大竹浩生さん、4年生(高校1年生)の藤本彩牙さん、申樹一朗さん、林史泰さんのチーム「五輪車(ごりんしゃ)」の2チームが出場した。
ウエストビレッジャーズは「幹細胞/再生医療研究+生体計測光学=適合性の高い人工臓器の作製の実現」と題し、細胞を傷つけずに状態を調べる方法を発表した。五輪車は「幹細胞/再生医療研究+ナノスキャフォールド=救急医療現場での“超高速”再生の実現」のタイトルで、救急医療における多能性幹細胞の活用法を提案した。
審査の結果、発表資料の完成度や、分かりやすく魅力的な研究内容などが評価され、ウエストビレッジャーズが金賞を、五輪車が銅賞をそれぞれ獲得した。
27日、生徒8人らは市役所を訪れ、鈴木寿明市長に受賞や今後の研究への意気込みを報告した。8人は「市職員やJ-TECの皆さんの手厚いサポートで受賞できました。誇りに思います」などと話した。
鈴木市長は「結果は違えども、互いにチームを信頼し準備を進めてきた努力の結果だと思います。今回の経験は必ず糧になっていくと思います」と述べた。
購読残数: / 本
愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
週間ランキング
日付で探す