独立行政法人「工業所有権情報・研修館」(INPIT)が管轄する県知財総合支援窓口は、豊橋市の東三河総合庁舎内に臨時相談窓口を開設した。企業や個人事業主が抱える知的財産に関する課題解決を目的とした国が設置する公的な機関で、特許や実用新案、意匠、商標などの基礎知識から活用方法まで、幅広い相談に完全無料で応じている。
今回の東三河地域での窓口開設は、これまで知財活動に積極的に取り組んでこなかった事業者に対し、知的財産が企業にとって重要な資産であるという認識を深めてもらうための取り組みだ。来年3月10日までの期間中、主に隔週水曜の午前10時から午後4時にかけて相談を受け付ける。大企業や中小企業、個人事業主など事業の規模を問わず利用でき、1回あたり1時間程度、各開催日の2日前まで事前の申し込みを受け付けている。5月は13日と27日。
窓口での支援は相談窓口員による対応にとどまらず、弁理士や弁護士、中小企業診断士、海外知財専門家といった専門家によるサポートも無料で受けることができる。これにより、出願手続きの支援や先行技術調査、模倣品対策といった実務的な対応だけでなく、オープンクローズ戦略の策定、資金調達、販路開拓、海外展開といった経営戦略に直結する高度な支援機能との連携が強化されている。
さらに、支援担当者や専門家が企業へ直接訪問して課題の発見から協働して解決にあたる専門家派遣制度のほか、ウェブ会議を活用した相談にも対応している。自社の技術やアイデアを守り、事業化プランを策定したい事業者に対し、担当者は積極的な相談窓口の活用を呼び掛けている。
問い合わせは、「あいち産業振興機構 知的財産活用グループ」(052・715・3072)へ。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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